継ぎ足し百年。秘伝のタレに宿る「最上鯉屋」の誇り

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山形の冬は厳しく、その寒さが食文化を育んできました。私たちの看板商品である「鯉の甘煮」の味を決めるのは、創業以来、一日も欠かすことなく継ぎ足し守り続けてきた「秘伝の煮汁」です。

この煮汁には、これまで炊き上げてきた数えきれないほどの鯉の旨みが幾重にも重なっています。醤油、砂糖、そして職人の勘。それらが一体となり、機械では決して作り出せない深いコクと、上品な後味を生み出すのです。

毎朝、大鍋から立ち上る甘辛い湯気を確認し、その日の鯉の状態に合わせて微妙に火加減を調整する。それは、数字にはできない「五感の仕事」です。百年先も変わらぬ「いつものおいしさ」をお届けするために。私たちは今日も、小さな泡の立ち方ひとつにまで神経を研ぎ澄ませています。

 
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